にっき
あったか~い、つめた~い、あつ~い。
・ライジズ、ライジングか、どっちでもいいや、とにかく観てきたよ。いやー、すげーよかった。
前作『ダークナイト』が俺の中であまりにもスンバらしい出来なので、
どんなもんだろうという危惧は少しあったけど、やっぱりそんなの関係ねえ。
ハンパなく楽しめましたし、ハンパなく感動した。
例えばだけど、ジョーカーをあらん限りの暴力で尋問するシーンとか、
その後、ハービーではなくレイチェルを助けに行く場面とかね。
(バットマンだったら身内の恋人ではなく、市民を導く正義の検事を救うべき)
それと最後の謎テクノロジー、“ケータイ盗聴システム”もヒーローとは思えん。
・で、実際、ライジズ冒頭でバットマンが地に“堕ちた”ことがわかる。
しかし新たな敵が現れたことで、ブルースはそこから再び這い上がることを決意。
だけどその過程は簡単であるはずがなく、かつてないほどの困難を強いられる…。
果たしてバットマンは苦しみを乗り越え、絶望から這い上がれるのか?
ライジズはそういう物語だと、俺は解釈しました。
・そういう意味では、「這い上がるためだ」のセリフが象徴的なビギンズとつなげたのは、
正しい方法だったんだろうなと俺は思う。事前に復習しといてよかったわ。
・いうても不満がないわけではないです。要素を詰め込みすぎたのか、
ところどころで展開が駆け足な感じがしました。あとラストのオチは読めた。
・でもでも、んなことは瑣末なことです。たぶんディレクターズカット出るだろ。
・いちばん印象に残ったのは、最終バトル、警官隊vs影の同盟が大激突をする中で、
バットマンとベインがこれまた本気の殴り合いをする、あのシーン。
周囲の警官隊と影の同盟は、マスク姿のヒーローとヴィランが殴り合ってるというのに、
応援も邪魔もしない。1人ひとりがそれぞれの役目を果たさんと、意地を見せる。
個人個人の戦いの中では、バットマンとベインの最終決戦も、
“無数の意地のぶつかり合い”の一部でしかないのだと。そんな気持ちになった。
・あと最後のセリフ。「ヒーローはどこにでもいる。少年の肩にコートをかけ、
世界の終わりではないと言ってくれる人のことだ」(うろ覚え)。これでちょっと泣いた。
・作品の出来が気に食わない人もいくらかいるみたいだけど、
俺は観賞後に「観てよかったわ」と心地よい気持ちになったし、
制作者の頑張りと意地と勇気が伝わってきて、とてもいい映画だと思ったよ。
・ノーランバットマン3部作、これにて完結かー。早くブルーレイ出ないかしらー。
アベンジャーズも観に行きたいけど、マーベル作品にはうといので、
まずはDVDで過去作品を鑑賞するところから始めたいと思います。
・今さらスカイリムを再プレイしてるんだけどさ(4キャラ目)、やっぱ面白いな。
どのように育てたキャラでもクリアの道が残されているってのはすごい。
ガチムチ戦士でも器用貧乏でも、紙装甲の盗賊でも魔法使いでも、工夫すれば戦える。
ゲームの面白さを決める最重要項目の1つ、
「間口は広く、奥は深く」を非常に高いレベルで実現できている。
・ぶっちゃけグラフィック自体は、超美麗とまではいかないんだよね。
カメラ近づけてみると、結構荒々しいことがわかる。んだけど、気にならない。
マシンスペックを把握したうえで、“必要十分”を満たしてるのは職人技的でさえある。
・DLCのドーンガードもあるし、財政に余裕ができるまではスカイリムで食いつなごうか。
・ここ2週間で2回、知り合いの家におよばれしたんだけど、
他人の家で食べるメシほど美味く、かつ興味深いものはないな。
なんでやろ。片付けしないでいいからか? と思ったけど、わかった、食卓が広いからだ。
広々としたリビングで食べると、メシが美味く感じるのだ。
・そういえばこないだ初めて『ビッグイシュー』を買った。
路上生活の人たちが駅前とかで売ってるあれです。1部300円。
特集記事は「生きる知恵の渚を洗う55冊」。ひと足早めの読書特集。
あとビッグイシュー販売者に読者相談を答えてもらう「ホームレス人生相談」もグッド。
この雑誌にしかできない企画だよなあ。
・これまでにも買おうとは思ってたんだけど、勇気がでなかったというか、尻ごみしてた。
だけども、そういうのって男らしくないし、フィクションだったらいずれ後悔するフラグ。
今後も買おうと思うし、これに限らず、迷ったら“勇気がいる方”を選びたいと思います。
・ちなみ、買ったその足で乗り込んだ電車にも、
同じくビッグイシューを手にしている女性の方がいらっしゃいました。なんてことないね。
・ちょっとダイエットはじめましょうか。
・デシデシバサラバサラ! デシデシバサラバサラ!
以上。