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読めよぉー。(´;ω;`)

あとプレイしたり、観たりしろよ。アメコミ翻訳はじめました。

Fables vol.2 "Animal Farm" (翻訳その7)

7回目

※『Fables』は、おとぎ話を題材にしたアメコミです。悪の勢力によって、おとぎ話の世界“ホームランド”から追放されたさまざまなキャラクターたちが、現実世界で素性を隠しながら生活しています。キャラクターたちは自らをフェイブルズと称しています。

<それから少し後…>

ニューヨーク市街のスノウのオフィス。室内にある巨木の前でビグビーとブルーボーイが話している。巨木の枝にはフォースウォーン・ナイトが吊るされている】

ビグビー「フォースウォーン・ナイトの酔いは醒めたか? やつとは話せるのか?」

ビグビー「まったく、あのバカなフライングモンキーを見つけたときといったら、俺はもう少しで…」

ブルーボーイ「バフキンを責めないで。あれでも判断力は──猿としての判断力はあるし。注意深く監視しておく必要はあるけど」

ビグビー「ほう、しかしフォースウォーン・ナイトはまだ予言を始めないようだな。彼が予言を始めない限り、俺たちは怒られないってことか?」

ブルーボーイ「あー、クソッ」

※フォースウォーン・ナイトには予言の力があるようだ。

【吊るされているフォースウォーン・ナイトが話し始める】

フォースウォーン・ナイト「かくして…」

フォースウォーン・ナイト「動乱のときは来たれり。北に住まう子らが南に住まう子らを打ち負かす」

ビグビー「何を言っているんだ? 南北戦争のことを予言しているのか?」

ブルーボーイ「未来のことにしてはあり得なくない?」

ビグビー「無論、俺たちのってことじゃない。それにしても、コイツはいつ首吊ったんだ? 13世紀のいつごろかだよな? とすれば、コイツにとっては、戦争はまだ始まっていないってことだ」

ブルーボーイ「そういうことになるとは思わないけど…」

フォースウォーン・ナイト「そして妹御は姉御に対して武器を取る…」

ブルーボーイ「ねえ、スノウとローズのことを言っているんじゃない?」

ビグビー「もしそうなら、古い予言をリサイクルしてるぞ。あの姉妹は、お互いに何世紀も脅し合ってきたじゃないか。役立たずの神託者だよ、そいつは」

<さらに少し後…>

【再びファームへ。時間的には夜になっている。スノウとローズのゲストルーム】

スノウ「ようやく来たわね!」

スノウ「あちこち探し回ったのよ。今日1日、どこにいたの?」

ローズ「信じてほしいんだけど、知らないほうがいいわ。うん、我ながらいい考えね。で、いったい何を探しているワケ?」

【スノウは旅行カバンのなかを探っている】

スノウ「カギよ。トラックのカギ。どこにもないの」

ローズ「でしょうね」

スノウ「どういうこと?」

ローズ「偶然にでも見つけられなきゃ、カギの手がかりは一生かかっても探しきれないってこと」

ローズ「下の階にあるこの農場で唯一の電話が完全に壊れていたから、どこかに電話しに行くためにトラックのカギを探している…。そうなんでしょ?」

スノウ「そうよ、電話は不通だったわ。ウェイランドなしでは修理もできないし、ここは陸の孤島状態よ」

ローズ「わかってないわね。あなた、そんなに純朴だった?」

【ローズは自分の荷物を背負う】

スノウ「何が言いたいのよ、もったいぶるのはやめて」

ローズ「オーケー、こう言えばいい? 誰かが電話線を切ったから電話は通じない。誰かが持ち去ったからトラックのカギも見当たらない」

スノウ「どうしてそんなことを?」

ローズ「コリンの死は、単なる猟奇殺人なんかとは無縁だからよ。ファームのみんなは私たちを立ち去らせることも、助けを呼ばせることも許されないからよ。目をしっかり開けてスノウ、お願いだから」

ローズ「とはいっても実際のところ、私が言ったことは忘れたほうがいいわ。何にも気づいていないほうが安全かもしれない。これから数日間は自分で自分を守って、のろまなやつを演じ続けるの。馬鹿げてるけど姉さんにとってはそのほうが安全よ」

【ローズはそういってゲストルームから出ていく】

スノウ「どういうこと? どこに行くのよ?」

ローズ「外に。しばらく出ているわ。私を探すために騒ぎをおこさないでね」

スノウ「ちょっと待ちなさい! 部屋に戻って!」

ローズ「無理。みんなが待ってるし。私が言ったこと忘れないで」

ローズ「行きましょう。あなたたちに任せるわ」

【ゲストルームのある建物から出ると、玄関先にはポージーおよびファームの仲間が待っていた】