読めよぉー。(´;ω;`)

あとプレイしたり、観たりしろよ。アメコミ翻訳はじめました。

シャドウ・オブ・モルドール

楽しいゲームに出会ったので、すんげー久しぶりにレビュー関連のエントリを。PS4のワーナーゲームズ謹製『シャドウ・オブ・モルドール』です。ハードはPS4、PS3、およびXboxOne。 数ある『指輪物語』関連ゲームの最新作で、中つ国のモルドールが舞台。妻子を殺され、自身も殺されたはずだが、なぜか死ねない体になってしまい、しかも謎の幽鬼にまで取りつかれた男、タリオンが主人公です。 ゲーム内容的には『バットマンアーカム』シリーズとよく似ていて、広いフィールドを駆けまわってあちこちに散らばるミッションをこなしていく、というもの。メインミッションのほか、サブクエストや収集要素もあり。敵と戦えば経験値が手に入り、それを貯めてスキルを解放していく。 戦闘もかなりアーカムシリーズに似ています。敵との戦いは攻撃ボタンと反撃ボタンを使い分けるのが基本で、反撃タイミングはアイコンで知らせてくれるので、慣れればゲーム下手でもなんとかなります。コンボが溜まれば一撃必殺スキルや範囲攻撃も使えて、がんがん敵をせん滅することも可能。アーカムシリーズよりコンボが溜まりやすいのはありがたいところ。剣戟の「ギィン!」「ガキィン!」って音、一撃必殺スキルを発動した際のシネマチックな演出などが魅力的で、自然とザコ的にケンカを売ってしまう。 直接の戦闘が苦手な人は、闇夜に紛れて敵をステルスキルしたり、遠隔地から弓矢でヘッドショットしたりなどもOK。フィールドのあちこちに火薬樽や猛獣の檻(おり)があって、それをアクティベートすると戦闘前に有利な状況を作り出せたりする。「敵をどう排除するか、その選択肢がとても多い」のもアーカムっぽい。 で、戦闘以上に面白いのが「ネメシスシステム」という独自システム。 このゲーム、敵勢力はウルク(オークの改良版)たちなんだけど、ザコ敵の群れに混じって「小隊長」と呼ばれるリーダークラスの敵が多数いるのです。小隊長たちには個別の名前と能力(ステルス攻撃に弱い、炎に強い、遠隔攻撃無効、etc)が付与されていて、戦闘前に個別セリフを述べたりするなど、なかなか個性的に作られている。 ここまでは普通なんだけど、実は小隊長同士は権力闘争の関係にある。タリオンがある小隊長を殺せば、別のウルクがその空きポジションに昇格してくるし、タリオンが小隊長にやられると、その小隊長はより強力な能力を得て昇格したりする。また、小隊長同士でダイレクトに小競り合いもしてて、勝った方はパワーを強くする。サブクエストとして、その小競り合いに介入することもできる。 この権力闘争の様子は専用の画面で示されてて、「おっ、強そうな小隊長が昇格してきた」とか「こいつ、こないだ倒したのに復活しやがったな」とか無駄に妄想できるのがとてもグッド。 しかも、ゲーム後半では小隊長たちに対して、「別の小隊長を殺してこい」だとか「軍団長(小隊長より各上のボスクラス)の護衛になり、裏切れ」といった命令を下せるようになる。こうした命令を出すと、サブクエストが発生。クエスト内では、支配下においた小隊長が命令を実行できるよう手助けすることも可能。 よさげな小隊長を見つけて、支配下に置いて、別の小隊長と争わせてパワーを上げる。さらには軍団長の護衛に昇格させて、自分がその軍団長を倒す際には裏切ってもらう…といったキングメーカー的な楽しみ方ができるのがとても新鮮。 まあウルクたちは全員が筋肉ムキムキの鬼ゴリラなので萌えもラブも無縁だけど、彼らの動きや立ち振る舞いが結構笑えるので、慣れてくると可愛く見えないこともない。あとこのネメシスシステム、ちゃんとメインミッションでも有効に活用されてるので、ゲーム的に突飛な要素になっていないのが良いですね。 ストーリーは少々ブツ切りな感じあるけど、楽しい戦闘とネメシスシステムのおかげで満足度は高いです。バイオレンス描写も頑張っていて、(ウルク相手とはいえ)斬首、頭部破壊、焼き殺し、口から串刺し、押し倒してメッタ刺しなどバラエティ豊富。指輪の作り手・ケレブリンボールが初めて映像として登場するというのも、指輪物語シリーズのファンとしては見逃せないところかも。 単なるアーカムシリーズのクローンゲームでは終わらない、独特の魅力を持った1本です。アクション系で面白いゲーム探しているのなら強くおススメ。 ステマ駿河屋さんだと中古で5000円ちょいのようです(2015年2月時点)。 ここから↓買っちゃおうよ!