The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(6)

The Legend of Korraの日本語ストーリー紹介です。Book Two(シーズン2)の全14エピソードのうちエピソード6を紹介。ネタバレ注意でお願いします。

 

●エピソード6 "The Sting"

ヴァリックの助言に従って、南の水の部族に装甲メカを売ることにしたアサミの会社「フューチャーインダストリーズ」。その荷を運ぶ貨物船が海上で襲撃される。爆弾が投げ入れられ、船長を含む乗組員らは命からがら逃げ出す。

南極。ウナラクは精霊門を通じて精霊界へと出入りしているようだ。それを見て驚くエスカ&デズナ。「アバターはどうした」と聞くウナラクに対し、エスカは海上で闇の精霊に襲われて死んだと答える。

ボーリンはヴァリックの誘いを受け、プロパガンダ映画『ノクタクの大冒険』に出演を続けていた。南の水の部族のヒーローとして、ヒロインのジンジャーを助け、悪の首領ウナラクを倒すという筋書きの劇中劇で、観客の反応は上々。気をよくしたボーリンは、ヒロイン役の女優ジンジャー(役名と本名が一緒)にアプローチするが、相手にしてもらえない。映画館でボーリンと話すヴァリックは、秘書のジュリから貨物船が襲撃されたと伝えられる。

会社の貨物を積んだ船が襲われたと聞き、警察署を訪れるアサミ。マコは、リン署長と船長の取り調べを通じて、襲撃には爆発物が使われたと知る。文化センターの事件でも爆発物が使われたと知るマコは、自らも取り調べ室に入り、船長にあれこれと問い詰めるが、大した証言は得られない。リンや先輩刑事らは、貨物船を襲撃したのは南の水の部族を妨害する北の部族だと疑うが、文化センターの事件で火のベンダーを目撃しているマコは、それは早計だと話す。しかし結局、リンはマコの立場があくまで警察官でしかないことを盾に、その話を打ち切る。

警察署から出たマコとアサミ。2人はヴァリックの提案のもと、襲撃者をおびきよせるため、おとりの貨物船を出すことにする。そのためには人手が足りないが、コラはおらず、ボーリンは映画撮影のため体を休めなければならないという。マコは苦肉の策として、かつてつながりのあった三威会(Triple Threat Triad)に協力を頼む。その見返りとして、ベンダー能力を封じられた幹部メンバーをコラに回復させること(かつてアモンに封じられた)、そしてフューチャーインダストリーズの新型車の提供を約束する。

おとり用の貨物船上で、マコは三威会メンバーであるピンと話している。ピンはマコに対し「アバターとのデートはどうなのか」とおちょくり、マコはコラとは別れたと白状する。それを聞き驚くアサミ。

事件があった海上まで来ても、襲撃者は現れない。不審に思ったマコは、三威会のほかのメンバーの会話をこっそりうかがうことに。案の定、三威会はマコとアサミを裏切っていた。三威会のボスらの会話によれば、マコとアサミを海上に足止めさせておけば礼金がもらえるという。

裏切りを知ったマコとアサミは、三威会の追っ手を振り切って、スピードボートで陸へと引き返す。フューチャーインダストリーズが狙われていることに気づいたアサミは倉庫へと向かうが、装甲メカの全在庫が盗まれた後で、中は完全にカラだった。会社の破産を目の当たりにしたアサミは、「これでもうおしまいだわ」と悲しみに暮れる。マコはあきらめるなと話すが、アサミは誰かの助けにすがるように、彼に口づけする。驚くマコ。アサミは慌てて謝る。マコは証拠を探すため、その場をあとにする。

翌日、マコはピンを捕らえ、バックにいるのは誰かと尋問する。しかしピンも黒幕は知らず、連絡係からマコ・アサミを足止めしておくよう依頼を受けただけだと言う。次にマコは、ヴァリックを訪ねて撮影所へとやってくる。現場にヴァリックはいなかったが、そこで爆破シーンの撮影に使われているリモコンタイプの起爆装置を目にする。それはまさしく、マコが文化センターの爆破事件で見つけた起爆装置と同じものであった。

ヴァリックの撮影所で、事件に使用されたものと同型の起爆装置がある……。ヴァリックへの疑いを強めたマコは、アサミのオフィスへと急ぐが、そこにいたのはそのヴァリック本人だった。アサミ曰く、ヴァリックがフューチャーインダストリーズの買収し、会社は再び破産を免れることができたのだという。マコに犯人の手がかりはどうかと尋ねるアサミ。彼女の問いかけに対し、マコはヴァリックを見据えて「すぐ近くにまでたどり着いている」と答える。

一方、闇の精霊に襲われたコラは、火の国の南方にあるバーンティ島の砂浜に流れ着いていた。神官と思しき人たちに救助され、彼女は意識を取り戻す。神官の男性から「どうやってこの砂浜に?」と問いかけられるが、コラには何も思い出せない。コラはそのまま、疲れ果てるように砂浜に倒れ込んでしまう……。