The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(9)

The Legend of Korraの日本語ストーリー紹介です。Book Two(シーズン2)の全14エピソードのうちエピソード9を紹介。ネタバレ注意でお願いします。

 

●エピソード9 "The Guide"

東の気の寺で休暇中のテンジンたち。ジノーラが数匹のトンボウサギ(トンボの翅を持った空飛ぶウサギ。精霊の一種)と遊んでいるが、テンジンの目には見えない。テンジンは子ども達に「島には今のうちに訪れておくべき古い遺跡がたくさんあるぞ」と話す。退屈そうな反応を占めるイッキやミーロ。

そのとき、入り口からコラがやってくる。突然の来訪に驚く一同。コラはこれまでの経緯を話す。ウナラクの計画によって水の国の内戦が勃発し、北の精霊門まで開かれようとしていること、アバター・ワンの記憶をたどったこと、調和収束の日までもう時間がないこと……。テンジンは、ウナラクの目的はヴァートゥーを解放することだろうと推測する。「以前から野心的だとは思っていたが、これほどとは」。そう話すテンジンに、自らの行いを責めるコラ。テンジンはそれを慰める。

ウナラクを止めるためにも、南の精霊門を封じなければならない。しかしウナラクの部隊が厳重に防衛しているだろう。「それならば、精霊界側から門に近づき、閉じるしかない」。コラの決断に、テンジンは彼女を精霊界まで導こうと話す。

一方、南極ではウナラクとエスカ&デズナの親子が、南の精霊門から精霊界に入る。北の精霊門を開くためにはアバターの力が必要だが、きっと何か手があるはずだと話すウナラク。

共和城。ボーリンは相変わらず映画の撮影を続けている。ヴァリックを探してやってきたアサミとマコ。マコは、ヴァリックの会社が製造する爆薬の起爆装置が、文化センター爆破事件の際に見つけたものと同一だと話し、ヴァリックを問いただすべきだと話す。そんなマコを、アサミとボーリンは疑いすぎじゃないかとなだめる。一人でヴァリックを探すマコのもとに、ヴァリックからの使いがやってくる。

再び気の寺へ。コラはテンジンとともに、精霊界へ入るための瞑想を行っている。しかしどれだけ瞑想しても精霊界へと入る気配はない。実は、テンジンも精霊界に行ったことがないというのだ。その言葉に驚く一同。

ジノーラが見えない何かと話しているシーンを目にしていたカイアは、彼女が何か手がかりになるかもしれないと話す。「ジノーラはまだ幼いうえに精霊界について学ぶべきことも残っている。危険だ」と話すテンジン。しかしカイアにうながされ、ジノーラはトンボウサギたちに姿を現すよう話す。すると、ジノーラ以外のものにもトンボウサギが見えるようになった。

ウナラクたちは、精霊界側から北の精霊門を開けようと試みていた。アバター・ワンの手によって封じられた精霊門に、水の激流をぶつけるウナラク。エスカとデズナに手を貸すように命じる。しかし、デズナが水流をぶつけたとき、精霊門からエネルギーがほとばしり、その体を吹き飛ばす。エスカはデズナに駆け寄り、治療が必要だと判断するが、ウナラクは精霊門を開けるほうが重要だと答える。エスカはデズナとともにその場を離れる。ウナラクはさらに激流をぶつけるも、精霊門はびくともしない。

ヴァリックと一対一で話すことになったマコ。ヴァリックは、南の水の国の船舶が襲われた事件について若い警察官が調査していることを耳にしたと話す。「世界は常に危険に満ちている。マコが私の会社の警備主任に就けば、アサミとボーリンの安全は保障されるだろう」。ヴァリックのやんわりとした脅しを拒否し、マコはその場を後にする。

コラたちは飛行バイソンに乗って、トンボウサギたちのあとを着いていく。父の不機嫌な様子に気づくジノーラ。カイアは「プライドが少し傷つけられたのかもね」と話す。コラも、ジノーラが単に幸運に恵まれていただけと話す。

飛行バイソンは古い遺跡のある谷底に到着した。精霊の力を強く感じると話すジノーラ。テンジンによれば、何世紀も前に使われていた瞑想場だという。テンジンは清めのお香を焚き、気の技で周囲を浄化する。すると、遺跡の地下の穴から蝙蝠型の闇の精霊たちが出現した。慌てる一度だったが、コラはスピリットベンディング(闇の精霊たちを鎮静化させる水の技の一種)でその場を切り抜ける。

闇の精霊たちが消えると、遺跡を覆っていた穢れも浄化される。ウナラクからスピリットベンディングの技を教わったと知り、テンジンは「私はコラを精霊界へ導くことすらできていない」と述べるが、コラは「ウナラクは私利私欲に従っただけ。あなたは本当に私のことを考えていてくれる」と答え、かつてウナラクのもとに走ったことを謝罪する。テンジンはそれを受け入れ、再び精霊界へ入るための瞑想を始める。

再び共和城へ。マコのアパートを訪ねるアサミ。一緒にディナーでもどうかと誘うが、そこへリン・ベイフォンと、刑事のルー&ガンのコンビがやってくる。以前、無断で三威会と組んでおとり捜査したことがバレたのだ。「三威会のメンバーによれば、フューチャーインダストリーズの倉庫襲撃の際、マコに手助けしてもらったのだそうだ。信頼性に欠ける証言だが、捜査はしなければならない」。そう話すリン署長。ルーとガンがマコの部屋を探すと、爆薬と札束が見つかった。アサミの抗議もむなしく、マコはその場で逮捕されてしまう。マコはアサミに、ヴァリックの手引きだと言い残し、連行されていく。

東の気の寺へ。浄化した瞑想場で瞑想を続けるテンジン。しかしやはり精霊界へ入る気配はない。カイアはテンジンに、「あなたはコラを精霊界へと導く運命ではなかっただけ、代わりにジノーラがいる」と話す。娘を危険な目に合わせたくないテンジンだったが、もう時間があまり残されていないこと、そしてジノーラ自身の決意もあり、役目を譲ることを受け入れる。「ジノーラと精霊界に行きなさい。その間、2人の身体は私たちが守ろう」と話すテンジン。しばらくの瞑想ののち、コラとジノーラの精神は、精霊界へと到達する。

同じく精霊界にいるウナラクは、ワンに封じられたヴァートゥーのもとを訪れていた。北の精霊門の開放に失敗したと話すウナラク。しかしヴァートゥーは「まだ失敗ではない。アバターは生きている」と告げる。コラが死んだものと思い込んでいたウナラクは驚き、すぐに彼女を見つけると話すが、ヴァートゥーは「アバターがお前を見つけるのだ」と返答する。そしてラーヴァの存在だけでなく、コラが精霊界に入ったことも感知していると話す。 

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS

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