The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(13)

The Legend of Korraの日本語ストーリー紹介です。Book Two(シーズン2)の全14エピソードのうちエピソード13を紹介。ネタバレ注意でお願いします。

 

●エピソード13 "Darkness Falls"

“時の樹”の檻から解き放たれ、勝ち誇るヴァートゥー。コラは「あなたとウナラクを融合なんてさせない」と言い、突風でウナラクの身体を精霊門に吹き飛ばし、人間界側へと追いやる。マコとボーリンはすぐにその後を追う。ウナラクを足止めし、精霊界側に来させないように防ぐという作戦だ。

一方、テンジンとカイヤ、ブミはジノーラを精霊界でジノーラの精神体を探し続けていた。しかし人間界と勝手が違う精霊界では、その手がかりさえつかめない。巨大な蜘蛛の精霊に追いかけまわされてしまい、3人は完全に道に迷ってしまう。

コラとヴァートゥーは激しく戦い続けている。コラがアバターとして火の技、水の技、土の技、気の技を駆使して攻撃しても、なおヴァートゥーは衰えない。ヴァートゥーは地中からの触手攻撃でコラの動きを封じる。

人間界側の南の精霊門で、ウナラクの足止めするマコとボーリン。精霊門を守るように立つ2人に対し、鋭い氷のナイフが飛んでくる。土の壁でかろうじて防ぐボーリン。しかしウナラクの姿は見えず、消耗戦の様相を呈してきた。「勝てる気がしないぜ」。愚痴をこぼすボーリンに、「勝たなくていい。防ぐだけでいい」とマコが返す。

再び精霊界へ。道に迷ってイライラするテンジンたち。ジノーラの手がかりもなく、ここまでかと思われたところに、アイローが姿を現す。「キツネの精霊がお前たちのことを教えてくれたんじゃ」。そう話すアイローに、テンジンはジノーラの居場所を知らないかと尋ねる。アイローは人間が生身のまま精霊界を探索するのは危険だと話し、「行方不明者だけがたどり着ける場所で、彼女を見つけるじゃろう」とだけ話す。顔を見合わせるテンジンら。その瞬間、アイローの姿は消え去ってしまった。

コラは渾身の力を込めて火炎を吐き、ヴァートゥーの触手から逃れる。そしてヴァートゥーに火炎、氷、岩石を連続してぶつけ、気の技でその体を封じる。しかし精霊門を守っていたマコとボーリンは、エスカとデズナの不意打ち攻撃を食らい、ウナラクが再び精霊界に戻るのを許してしまう。ウナラクは水の激流でコラを攻撃し、とらえられていたヴァートゥーを助ける。

マコとボーリンもすぐにウナラクの後を追い、精霊界へと戻る。しかし同じく追いかけてきたエスカ&デズナから水の技を受け、首から下を氷漬けにされてしまう。コラの抵抗もむなしく、ヴァートゥーはウナラクの身体に入り込み、融合してしまった。ウナラクの目は妖しく紫に輝き、「闇のアバターによる新たな時代が始まる」と宣言する。

アイローの助言の意味するところに気づいたテンジン。3人は先ほど追いかけられた蜘蛛の精霊にわざと捕まり、「喪魂の霧」と呼ばれる谷間に投げ出される。テンジンがかつて読んだ古い書物によれば、そこは精霊界に入り込んだ人間が時間を超えて永遠に捕らえられる場所だという。そこに長くいすぎると狂気に追いやられる、とも。その言葉通り、アバター・アンを探し求めるザオ将軍(前作に登場した火の国の将軍。水の精霊にやられて行方不明だった)の姿もあった。3人は離れ離れにならないよう、お互いの身体をロープで結びつけ、ジノーラを探す。

コラとウナラクの戦いを激しさを増し、人間界へと場所を移す。お互いに強力なベンダー能力を繰り出し、ヴァートゥーにいたってはツンドラの永久凍土を割り、クレバスさえ作り出す。しかしコラもラーヴァの内なる声に励まされて反撃。一進一退の攻防を繰り広げる。

「喪魂の霧」の中でジノーラを探す3人。しかし早くも霧の影響が現れ始め、ブミとカイヤは人喰いお化けの幻に襲われる。2人と体に結び付けたロープを外し、霧の中へと走り去ってしまう。テンジンは気の技で霧を払おうとするが、それもできない。

エスカとデズナに捕らえられたマコとボーリン。マコは「このままだと君らの父親は邪悪な怪物に成り下がってしまうぞ」と警告するが、2人は聞く耳を持たない。そのとき、ボーリンが大声で泣きだす。「エスカとやり直すこともできないまま、世界が闇に包まれてしまうのは嫌だ」と言うのだ。「また君とやり直すつもりだった。だけど、この胸を焦がす炎に身をゆだねるのが怖かった」。泣きながらそう話すボーリンに、エスカは強烈な口づけを送る。そして氷漬けを解き、2人を解放した。コラを追って精霊門へと走るボーリンとマコを、エスカとデズナは見送る。マコは走りながら「お前にそんな演技の才能があったなんて驚きだ」と声をかける。ボーリンは涙を振り払いながら、「そうさ、演技だよ」とつぶやく。

2人が人間界に戻ると、コラとテンジンが互角に戦っているところだった。双方が水の技で身動き取れない状況になるが、そのときウナラクの口から出てきたヴァートゥーが、コラの身体からラーヴァを引っ張り出す。ヴァートゥーは再びウナラクの内に戻り、水の技でラーヴァを岩に叩きつけた。

霧の中で、テンジンもまた正気を失いかけていた。自分はアバター・アンの息子であり、新たな世代を担う気の民のリーダーでもある。しかしもし自分が失敗してしまったら? 重責と焦りに捕らわれるテンジンの前に、アバター・アンの幻影が現れる。父に向かって己の無力を謝るテンジン。アンは「お前の言う通り、お前は私の息子だ。しかし私そのものではないし、私になるべきでもないのだ」と声をかける。アンの幻影はテンジン自らに姿を変えた。「私はテンジンだ」。テンジンが己のアイデンティティーを取り戻すと、立ち込めていた霧が晴れ、座り込んでいるジノーラを見つけることができた。続いてカイヤとブミの姿も。3人を連れて、テンジンは霧の谷間を抜け出すことに成功する。

ラーヴァを救おうとするマコ&ボーリンの健闘もむなしく、2人ともウナラクの水の技には歯が立たない。ウナラクがラーヴァを水の鞭で切り付けるたび、ラーヴァの大きさはどんどん小さくなっていく。それと同時に、コラは過去のアバターたちとの精神的つながりが断ち切られていくのを感じる。最後の一撃でラーヴァが消失してしまうと、コラはアバター・ワンの存在を感じ取ることもできなくなってしまった。それと同時に、精霊界にいたジノーラも、光と闇のバランスが崩れたことを察知。テンジンらに「コラに助けが必要だわ」と告げ、精神体となってその場を離れる。

ラーヴァの消失を見届けたウナラク。ヴァートゥーのパワーで、その身体がみるみる巨大化し、その姿かたちも禍々しいものへと変化していく。暗黒の巨人と化したウナラクは、「1万年の闇がここから始まる」と告げ、共和城へと向かう。 

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS

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