コミケ83 戦利品
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いしますです。
年末はコミケに行ってきまして、思いのほかアレコレ買ってしまいました。
とりたてて取り上げるネタもないし、戦利品を3~4行くらいで紹介していきたいと思います。
※量が多いので、まだすべて読みこめてはいないです。
ファーストインプレッション以上のものは期待しないでください。
<二次創作関連>
『緑妻 なお29歳赤裸々夫婦生活』サークル:アリクイ・マックィーン
フェイバリットな漫画家・祭丘ヒデユキによるスマプリのエロ二次創作本。
29歳になった緑の人の夫婦生活という、どこらへんに需要があるのか読めない、
けれど作者のまっとうなキャラ愛にあふれた1冊。相変わらず描写が上手い。
今回のコミケの目的の半分はこの本です。著者本人を見られたので嬉しかった。
『100 HOURS AFTER EXPOSURE』サークル:TACO(めんたこ)
SF映画『第9地区』のファン本。基本的にエビ萌え。もちろんクリストファー萌え。
エビはかわいいと思うけど、BL風味にすることはないんじゃないかと小一時間(ry
人間味あふれる描写がされていれば、それで必要十分に萌えるので。
<喫煙関連>
『水タバコはじめました』サークル:45%減
シーシャ、いわゆる水タバコのお手軽入門書。
仕組みから購入方法、吸い方、お手入れ、フレーバーまで解説してあって、
これから吸い始めてみたいと言う人にはお得。吸いたくなってきたな。
『便所で煙草を吸いながら』サークル:けかけか
紙巻きタバコの実吸レビュー本。漫画形式で読みやすい。
海外の銘柄から、国内のマイナー銘柄まで、15~16種類くらいを紹介してます。
巻末おまけに「菊セレブ」という高級尻ふき(本当は紙ヤスリ)がついてます。
『創作のための葉巻・パイプ・きせる指南(β版)』サークル:Art of Smoke
葉巻、パイプ、きせるの基本知識と、簡単な吸い方解説本。
イラスト多めで読みやすいけど、もう少しボリュームがあるとうれしかった。
『紫煙(第一号・第二号)』サークル:紫煙
紙巻きタバコのパッケージカタログ。モノクロで手作り感ただよう。
過去の号だったので、発行は1998年くらい。禁煙キャンペーンについて書かれてて、
「今もそんなに変わってないなー」と感慨深い。
<漫画研究関連>
現行の漫画雑誌をほぼ網羅。158誌を1誌1ページでレビューしてます。
発行日や創刊年、部数、ページ数などデータ面もそこそこ充実しており、
資料としての価値は高いです。労作。拍手。
『漫画批評 vol.3』サークル:漫画批評編集部
2010年冬コミの号です。特集「漫画のできるまで」がよくできてた。
こういうのは一般人にはありがたいんじゃないでしょうか。
古家兎丸のインタビューは面白かったけど、デザインのせいで文字が読みづらい。
『麻雀漫画で読む咲-saki-』サークル:フライング東上
『咲-saki-』の登場人物と、古今の麻雀漫画との共通項を探るという本。
池田ァ!は『トーキョーゲーム』のオマージュだとか、
モンプチ透華は『根こそぎフランケン』のワニ蔵のオマージュだとか、
こじつけ感あふれる驚愕の事実がマジメ半分・適当半分に解説されています。
後半の麻雀漫画解説もよかった。いやー、麻雀漫画は狂ってる作品が多いこと。
今回買った中でも掘り出し物感が高かった1冊。表紙も透華×一でグッド。
初版は2010年の冬コミだけど、第三版を重ねているのも納得の出来です。
<著名人の個人誌>
『ぐだぐだひでお絵日記』サークル:アズママガジン社
ご存じ、吾妻ひでおの個人誌、新刊。
2009年7月~10月25日までの日々を徒然なるままにつづってあります。
特に言うべきことはなし。相変わらずだけど、生きててよかった吾妻式。
『B級読み物がいく!-昭和B級雑誌記事拾い集め-』唐沢俊一
ご存じ、唐沢俊一の個人誌、新刊。
タイトル通り、氏のチョイスによるB級雑誌のB級記事の拾い集め+解説ちょっと。
9割方は実際の誌面の引用。もっと詳細な解説なり補足記事なり付け足せばいいのに。
<オリジナル創作>
『JUKE BOOKS(ジュークブックス)』サークル:旅の道文庫
商業で書いてる人も参加しておりますが、うーん、やっぱり自分には合わない。
パラパラ読んで、途中で挫折。時代についていけなくなったってことか知らん。
<その他ジャンル>
『おたくの特選街25』サークル:カーツの世界
オタク目線(ってほどでもないと思うけど)による風俗レポート。
店は吉原のコスプレソープと新宿のメイド居酒屋。
ひさしぶりに風俗レポート読んだので、普通に面白かった。
しかし吉原も時代の流れに逆らえんな。ああ不況(「ああ無情」みたいに読んでください)。
『投資信託ガイド(Vol.1、Vol.2)』サークル:帝国経済
こっちもタイトルそのまんま。初版は2009年12月と2012年12月。
入門書的な気持ちで買ったんだけど、思いのほか専門的だった。
俺にはまだ早すぎます。大人になってから読むか。
「まだあったのか」という気分で購入。
なんか、“同性愛者のための意識向上マガジン”みたいになってた。
それがいいか悪いかは、俺にはわからんです。
とりあえず、おまけでもらった「やらないか」のカードスリーブがうれしかった。
『やや日刊カルト新聞(2012年8月12日号)』サークル:やや日刊カルト新聞
「○○の××」がどうのとか、訴えられてどうのとか、そんな話を東スポっぽくアレしてます。
そういえばまさに本日、新春トークイベントが行われたみたいだけど。
『九州紀行』サークル:大納會
いちおう旅行系サークルってことになるんでしょうか。初版は2012年8月
志免炭鉱や生長の家総本山など、マイナーな九州観光地の旅を収録してます。
表紙がカッコよかったから買ってみたけど、中身はいまいちだった。
デイリーポータルZみたいなところを目指してるのかなー。違うかもしらんけど。
とりあげるスポットが地味なんだから、テキストで読ませないと。
『オカルトスポット探訪マガジン 怪処』サークル:とうもろこしの会
特集テーマは「奇祭」。伊豆大島の伝説「日忌様」が取り上げられてたので購入。
一昨年、伊豆諸島・新島へ海難法師の取材に行ったので、思い入れがあるのよ。
その他、ホラー漫画家・押切蓮介と行く怪デートや、世界の奇怪な建築など豊富。
立ち位置としては、まんまミリオン出版系のホラー系ムック。デザインもそれっぽい。
1000円とやや高いけど、写真もよく撮れてるし製本もしっかりしてるので損はしない。
以上、18点。
今のところ、買ってよかったと強く思えるものは、緑妻、水タバコ、漫画批評、
コミック誌158選、麻雀漫画で読む咲、ひでお絵日記、怪処、ですかね。
それ以外は、まあこんなもんでしょレベルです。わー、偉そう。
さあ、今年の夏はどんな作品があるかしらねー。