The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(1)

The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(1)

The Legend of Korraの日本語ストーリー紹介です。今回はBook two(シーズン2)の全14エピソードのうちエピソード1を紹介。ネタバレ注意でお願いします。あと今回から、あんまり詳しく書きすぎないようにしていきます。本編で楽しんでほしいので。

 

●エピソード1 "Rebel Spirits"

アモンの率いるイコーリストらとの戦いから半年、共和国では評議会制度は廃止され、初代大統領としてライコーという政治家が選出された。テンジンの兄・ブミは共和軍を引退し、弟たち家族とともにテンプル島で生活を始めていた。

マコとボリンはともに新しい生活を始めていた。マコはプロベンディング選手をやめて、警察官として働いていた。一方、ボリンはファイアフェレッツのリーダーとして2人の選手に激を飛ばしているものの、その2人は明らかにヤル気がない。試合でも負けてしまい、ボリンはマコがいないことを嘆くのだった。

アサミは逮捕された父に代わり、会社経営をおこなう立場に。しかしヒロシ・サトウ前社長が逮捕されたことで、フューチャー・インダストリーズの製品は深刻な不振にあえいでいる。このままでは倒産だと知らされたアサミは、他社との提携を考える。

一方、コラはテンプル島での生活・修行を続けていた。ジノーラやイッキ、ミーロを相手に、気の技を使ったレースをしていたところ、安易にアバターの能力を使ったとしてテンジンにたしなめられる。「まだ気の技・気の民のことを学ぶ必要がある」といさめるテンジンに対し、コラは「気の技ならもう使いこなせる」と反発。テンジンは「世界各地にある気の民の寺院を巡りながら、古い気の技もマスターしなければならない」と話す。

気の民の寺院を訪問すると聞き、ジノーラたちは喜ぶ。それを聞いていたブミも、「まるでテンジン・バケーションだな」と茶化す。またコラは、寺院へ向かう前に、南の水の部族でおこなわれる精霊祭に行かないかと提案。子ども達とブミもその案に賛成する。

精霊祭へはマコとボリン、アサミも同行することになった。南の水の部族へ向かう船上。コラとマコはお互いの近況を話し合う。マコは最近の活躍やリン署長に評価されていることを話す。それをうらやむコラに対してマコは「テンジンは君の成長を助けようとしているだけだ」とさとすが、コラは機嫌をそこねてしまう。

船が港に到着すると、テンジンの母であるカタラと、テンジンの姉・カイア(つまりアンの長女)、そしてコラの父・トンラク、母・センナが一行を迎えてくれた。

さらに別の船も港に到着する。船から降りてきたのは、トンラクの兄(つまりコラの伯父)にして北の水の部族の長・ウナラク、そしてその息子・デズナと娘・エスカだった。デズナとエスカは男女の双子で、顔も背格好もそっくりである。端正な顔立ちのエスカに、ボリンは興味を抱く。

精霊祭の様子を目にしたウナラクは、精霊をたたえるかつての意義が失われたと失望する。また彼はコラに対し、必要なら自らが精霊界への導き手役を引き受けようと語るが、トンラクとテンジンは「コラは気の技の習得で手いっぱいだ」とその申し出を退ける。コラは、父と伯父との関係が穏やかなものではないと気づく。ウナラクは、最近特に精霊たちがざわめきだしていると述べ、漁船も襲われたと語る。

そのころ、アサミはボリンを即席アシスタントとして、とある実業家のもとを訪れる。実業家の名前はヴァリック。ベンダーではないものの、世界最大級の貿易会社の設立者であり、卓越した発明家でもある。ヴァリックは社長に見えないほどあけすけにものを言い、自説をまくしたてるエキセントリックな男だった。ボリンの率直な発言を気に入った彼は、アサミの目を数秒見つめただけでフューチャー・インダストリーズとの提携を決める。そして2人に、自ら発明した映写機(彼の名づけによれば「ムーバー」)を披露する。

精霊祭の宴会場。ウナラクは改めて南の水の部族では、精霊とのつながりが欠けていると指摘、今後はそうさせないようにするつもりだと述べる。またコラは、ウナラクと父の会話から、幼少期に僻地の訓練所で長期間の修行生活を送っていたのが、父とテンジンの意向によるものだったと知り、反発心を覚える。

宴会場から出て、マコとボリン、コラの3人は祭りの出し物を楽しむ。ボリンは群衆の中にデズナ・エスカを見つけ、アプローチすることに。デズナはボリンを気にもかけない様子だが、エスカのほうはボリンに興味を持つ。しかしそれは珍しい奴隷を手に入れたかのような態度だった。危険な女性に手を出したと気づくボリンだったが、エスカは彼に「私を楽しませなさい」と命令し、ボリンを引きずり回す。

コラはマコに対して、「ウナラクが言うように、精霊とのつながりをもたらすのがアバターの役割ではないか」と述べる一方、自分の生き方はテンジンや父に命じられるままだと不満を述べる。マコにどうすればいいか意見を求めるが、マコは「君が決めたことであれば、どんなことでもサポートするよ」と返すだけ。コラは不満げにすねる。

深夜、みんなが寝静まったころ、突如、ナーガが遠吠えする。コラがナーガについていくと、雪原に闇の精霊が現れた。闇の精霊はコラを襲いはじめる。止めに入ったマコやトンラク、テンジン、そしてアバターの境地に入ったコラでも歯が立たない。とどめを刺されるかと思われたそのとき、ウナラクが水のベンディング能力を用いて、闇の精霊の攻撃本能を鎮める。精霊は金色の光に姿を変え、やがて立ち去って行った。

ウナラクは「精霊とのつながりを学べば、君もできるようになる」とコラに話し、精霊界への導き手になることを再び申し入れる。テンジン、トンラクが説得するも、コラはその申し出を承諾することにした。

翌朝、テンジン一家はブミ、カイアとともに各地の気の民の寺院をめぐる旅へと出発する。コラは自らの判断が正しかったのかマコに尋ねる。マコはわからないとしつつも「君の心は正しいものだと信じている」と返答する。そこへウナラクが現れ、コラに「君のために素晴らしい計画がある」と話す……。 

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS

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