The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(4)

The Legend of Korraの日本語ストーリー紹介です。Book Two(シーズン2)の全14エピソードのうちエピソード4を紹介。ネタバレ注意でお願いします。

 

●エピソード4 "Civil Wars, Part 2"

ウナラクの部隊に捕らえられたトンラクとセンナ。両親が暗殺をたくらむなんてありえないと、コラは叔父に抗議する。ウナラクもそれに同意しつつ、反乱グループの裁判は、最も信頼しているホター裁判官の判断にゆだねると話す。

一方、マコとボーリン、アサミはヴァリックのマンションの一室に招かれていた。ヴァリック本人が現れるのを待つ間に、エスカとデズナがやってくる。聞けば反乱を計画した容疑でヴァリックを捜索中なのだという。部屋にヴァリックがいないことを確かめてその場を去るエスカとデズナ。と同時に、巨大な動物のはく製のなかからヴァリックが顔を出す。ヴァリックはボーリンに札束を渡し、それで反乱グループの裁判を有利に運ばせるよう伝える。

そのころ、南の気の寺でイッキの探索を続けていたテンジン。どこからかイッキの声が聞こえてくる。駆け付けると、イッキは洞窟の中でスカイバイソン(空を飛ぶバイソン。気の民が住む一部の島にしか生息しない希少種)の子どもと一緒におままごとをして遊んでいる。イッキいわく、新しい兄弟姉妹なのだという。

南の水の国では、ウナラク暗殺を企てた反乱グループの審問が始まっていた。アサミに対して「何人かにワイロを握らせてきた」と得意げに話すボーリン。しかしそれは裁判と全く無関係の男たちだった。頭を抱えるアサミ。間の抜けたやり取りをよそに審問は始まる。ヴァリックが反乱を計画していた場所はどこか、その場に自分自身が居合わせたのか、ホター裁判官からの質問に答えるコラ。コラは両親の無実を訴えるが、審問は一方的に進む。結果、センナは無罪放免されたものの、トンラクを含む残りの数名は死刑を宣告される。驚くコラはすぐさま抗議するが、ウナラクがそれを制止。彼女に代わってホター裁判官に再考をうながす。その結果、全員が刑務所送りとなった。

テンジンはイッキの遊びに加わる。イッキは「カイアとブミにも来てほしかったな」と話す。テンジンは2人が来たら雰囲気が台無しになるだろうと話すが、イッキはカイアは優しくてきれいだし、ブミは面白い人だと返す。テンジンはジノーラもミーロもカイアやブミのように優しくて面白いのではないかと諭し、家族になることの難しさを説く。イッキもそれに同意する。スカイバイソンの子どもたちは2人のもとから離れ、親バイソンのもとへと飛び去って行く。

コラとセンナは、収監されたトンラクと面会する。逃げ出そうと話すコラに対し。トンラクは「北と南の戦争になってしまう」として、軽はずみな行動を抑えるように諭す。コラとセンナはいったん家に戻るが、悲嘆にくれる母の姿を見て、コラはホター裁判官に直訴することを決意。シロクマ犬のナーガに乗って、彼が運転する車を追跡し、問い詰める。コラとナーガの剣幕に驚いたホターは、ウナラクの命令に従っただけだと口を滑らせる。さらに問い詰めると、ホターは以前からウナラクの配下だったこと、トンラクがかつて北の部族から追放されたことも含め、すべてがウナラクの計画だったことを白状した。

気の寺のシーンへ。寺院内の、過去のアバター像が立ち並ぶ部屋。ブミは父親であるアバター・アンの石像の前に立ち、「親父が望むような気のベンダーになれなくてすまなかった」とつぶやく。父に認めてもらいたくて、連合軍に入り、世界の治安を守ってきたのだ、とも。背後で聞いていたカイアは、ブミに対して「父さんはあなたを誇りに思っていたわ」と話し、ブミを抱きしめる。ブミもカイアに感謝の言葉を述べる。

再びヴァリックのマンションの一室。コラは仲間たちにすべてウナラクの仕業だったことを説明する。かつてトンラクが北の部族から追放された件についても、ウナラクの手引きだったのだ。コラとマコ、アサミはトンラクを救出するため刑務所に向かうことを決意。そのとき、首に悪趣味なドクロのチョーカーをつけたボーリンが現れる。エスカと恋人関係を解消することはできたものの、今度は婚約相手として、このチョーカーを無理やりつけさせられたのだという。ヴァリックはボーリンに逃亡の手助けを依頼する。

トンラクが囚われている刑務所とやってきたコラたち。しかしトンラクがいた部屋は空っぽだった。「すでに北の部族のもとへ移送させた」と、現れたウナラクが話す。「あなたが望むのは南北の融和ではなく、権力だ」と非難するコラ。ウナラクは「南北間の内戦がおこれば、闇の精霊たちが南の部族を破壊するぞ」と話すが、コラはこれ以上ウナラクの言いなりにはならないと返答する。ウナラクはそんなコラをあざけり、「お前無しでも、すでに目的は果たした」と言い放つ。コラはウナラクに気の技で爆風をぶつけ、その隙に刑務所から逃げ出す。

トンラクたちを移送する船を追うため、一行はヴァリックのスピードヨットに乗り込む。港は北の部族の艦隊によって封鎖されていたものの、ヨットに備え付けられている軽飛行機、そしてコラのアバター能力を生かして、包囲網を脱出。北へと向かっていた移送船に追いつく。コラとマコが船に乗り込み、トンラクを含む反乱グループのメンバーを救出することに成功した。

一方、南の気の寺。テンジンとともに帰って来たイッキを、母のペマとジノーラ、ミーロが迎える。イッキをひとりぼっちにしたことを謝るジノーラとミーロ。イッキは2人の謝罪を受け入れ、また3人で遊び始める。テンジンもまたブミとカイアに対して、昨日の大人げない振る舞いを謝罪し、ブミとカイアもテンジンに自らの言動を詫びた。カイアは出発前に母(カタラ)からもらったという写真を2人に見せる。そこには生前のアンとカタラ、幼いブミ、カイア、テンジンの3人が写っていた。

ヨットの船上、コラからウナラクのしたことを聞かされたトンラクは、「弟を北の部族へと帰さなければならないな」とつぶやく。反乱グループのメンバーもコラもそれに賛同するが、トンラクは「コラは共和国へ向かって連合軍にこのことを報告し、南の部族側についてもらうよう説得してほしい」と伝える。同意するコラ。トンラクとほかのメンバーは浜辺に降りて、南の部族へと引き返していった。

共和国へ向かう船上、ようやくエスカから離れられたことを喜ぶボーリン。しかし水のベンダーが海上を猛スピードで追いかけてくる。望遠鏡で見るとまさにそのエスカ本人だった。ボーリンはヴァリックに頼み、その場を全速力で離脱してもらうのだった。 

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS

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