転職について(4):求人票での注意点、よさげな求人

前提

  • この記事内に書いてあることは一般論です。「私の場合に応用するには?」を考えながら読んでみてください。
  • 「なんとなく辞めて、なんとなく次の会社を選び、なんとなくまた転職する」というのが最悪の失敗パターンです。これを避けるため、「判断基準・判断軸を決める」ということを意識した内容になってます。
  • 今回の記事は俺個人の意見も混ざっています。参考程度に。

求人票での注意点

  • 良い求人に見えても、「ここがこうなら要注意」というのを挙げます。
  • 月給に含まれるみなし残業代(固定残業代、固定残業手当とも言う。名称はいろいろ)の時間・金額が不明な求人。「月給25万円にみなし残業代が含まれます」「月給24万円に20時間分のみなし残業代が含まれます」などは要注意。月給にみなし残業代が含まれる場合、その時間・金額の表記はMUSTなので、それがない場合は怪しいと思ってください。
  • 最低賃金以上かどうかを確認できない求人……すなわち1日の勤務時間、年間休日数、毎月固定的に支払われる給与(みなし残業代、残業代、歩合給、賞与、通勤手当等は含まない)がわからない求人。これらの要素で時間当たりの給与を計算することができます。なので、記載がない場合は要注意です。
  • 当然ですが最低賃金を下回っている求人。最低賃金以上かどうかの確認方法はこちらを参考にしてください。ちなみに残業代・みなし残業代は最低賃金の計算に含まれないので要注意。
  • 年間休日120日未満の求人。毎週2日休み、かつ国民の祝日が休みだと、だいたい年間休日120日になります。この日数を下回るということは、つまりそういうことだと思ってください。
  • 「稼げる」が最推しの仕事。稼げないと思います。あと稼げるなら人辞めてないし、辞めてないなら採用していないはずです。
  • 配属先(常駐する顧客先)との面談・面接・見学が終わるまで、内定が出ない。無期雇用派遣や客先常駐エンジニアの求人でありがち。顧客先がその人の内定可否にかかわるのはおかしいだろ、ってことで法律で禁止されてます。
  • 大量採用の求人。人が定期的かつ大量に辞めている証拠です。
  • 求人の文章がやけに馴れ馴れしかったり、ウケ狙いの変な口調だったりする。「~~だなんて~~ですよね!」「~~を販売せよ!それが君のミッションだ!」みたいなやつ。採用に困っていて、手を変え品を変えの苦し紛れの策である可能性が高いです。つまりそれくらい人が定着しない、不人気のポジション。

よさげな求人

  • BtoB、すなわち法人向けの事業を展開している企業。対法人の仕事は、基本的には土日祝が休みなのがその理由。また、お金のやり取りは契約書や発注書などを通じて行われるので、言った言わないの話や理不尽なクレームには展開しにくいです、比較的。もしくは一般消費者と対面でやり取りしない会社。メーカーなど。
  • 本業がWebサービスの企業。比較的ですが、社風が時流に即しているケースが多いです。残業に対する考え方、有給休暇の取りやすさ、仕事への取り組み方など。なお、一例として「自社生産のお菓子をネット販売している会社」なんかは、本業がWebサービスではないです(この場合はお菓子の製造販売が本業)。なにがメイン事業か、は注意しましょう。
  • 自社サービスを展開している会社。いわゆる下請けでないほうがいいです。自由度が高いので。特に納期に関しては、下請けには調整できる権限がないケースが圧倒的に多い。自社サービスであれば、一定程度自分たちで納期、サービス内容、品質などを決められます。
  • 事業の強みが「プロダクト(物理的なモノやWebサービス等)」である企業。基本的にプロダクトは、やろうと思えば着実に改善を続けていけるのが理由。逆に事業の強みが「人」であると、不確実性が高く、経営方針にも属人的な動きが大きくなり、スケールしにくい。
  • 試用期間中、給与待遇の変更がない求人。変更があること自体は法的に禁止されておらず、「試用期間3カ月、期間中は月給が20万円となります」みたいなやつも問題はない。ただ、個人的にはそういう細かいこと変更を加える企業に限って、正式採用後の待遇がいいわけでもないイメージ。

転職について(3):求人選びの前に、求人の要素、求人選びのポイント

前提

  • この記事内に書いてあることは一般論です。「私の場合に応用するには?」を考えながら読んでみてください。
  • 「なんとなく辞めて、なんとなく次の会社を選び、なんとなくまた転職する」というのが最悪の失敗パターンです。これを避けるため、「判断基準・判断軸を決める」ということを意識した内容になってます。

求人選びの前に

  • 改めて転職理由を明確にしておく。言語化し、他人に説明できるように。いろんな求人に目移りするとき、常に転職理由に立ち戻るようにしてください。「よさそうだけど、ここに転職してまた同じ理由で転職したりしないか?」の気持ちを忘れずに。
  • 法律上、求人に書いてある内容よりも、雇用契約書の内容のほうが優先されます。例えば月給35万円・年収420万円の求人に応募して内定もらっても、「月給25万円・年収300万円で雇用する」という雇用契約書にサインしたのであれば、後者が優先されます。もちろん、雇用契約書を提示された段階で「なんで下がってるの?」と問うのは自由(雇用契約書にサインしないのも自由)。

求人の要素

  • 転職理由をもとにして、妥協できる仕事の要素、妥協できない要素を明確にしておく。誰だって完璧な勤め先で働きたいですが、現実的には難しい。なら何を妥協するか、譲れないのは何か、をあらかじめ明確にしておく。大まかな要素は以下の6つ。
  • 仕事内容:何を・誰に対して・どのように行う仕事か。やりがいなくてもいいからラクしたいのか、厳しくてもやりがいある仕事がいいのか。BtoBの仕事か、BtoCの仕事か。レアスキルが身につく仕事か、応用力が身につく仕事か。対人の仕事か、非対人の仕事か。などなど。
  • 給与・待遇:希望はいくらか。いくらまで下げられるのか(ラクな仕事に転職する場合はだいたい下がる)。安定志向か、インセンティブで稼ぎたいのか。賞与の有無、各種手当の有無、福利厚生。などなど。
  • 働き方:勤務時間や休日休暇、残業の多寡、時短勤務の可否、リモート勤務の可否、休みの取りやすさ、ノルマの有無、チームで働くのか個人で働くのか。などなど。
  • ④勤務地:どこで働くのか。住まいからの距離、通勤時間、通勤方法は許容できるか。転居をともなう転勤の可能性はあるか。
  • ⑤人間関係:ウェットかドライか。仕事中の雑談ありか無しか。コミュニケーション量が多いか少ないか。距離感が近いか遠いか。一対一か、一対多か。蹴落とし・切磋琢磨か、協調・仲良しこよしか。などなど。
  • ⑥将来性、キャリア:管理職やリーダーになれるか(なりたいか)、なれないか(なりたくないか)。いつかまた転職するときにこの仕事の経験が役立つか、役立たないか。ロボットやコンピュータに置き換えられそうか、置き換えは難しそうか。

求人選びのポイント

  • いい求人=自分の希望にマッチした求人。なので、ぶっちゃけると、いい求人とは「人それぞれ」です。
  • ただし、そもそも「自分の希望にマッチしているかどうか」が分からなければどうしようもない。なので、求人内容から上記の6要素が具体的にイメージできるかをまず注意して読んでみてください。逆に言えば、6要素をイメージできない求人は悪い求人と言えます。
  • 「仕事内容がイマイチよく伝わらない(社風や給与のことしか書いてない)」「給与が年収しか書いていない(月給、みなし残業代の記載がない)」「休日の詳細と年間休日数が記載していない」などは気をつけましょう。
  • 実際には、6要素をすべて詳細に書いてある求人のほうが少ないです。なのでその場合、内定承諾するまでに明らかにする必要があります。
  • 特に仕事内容については、「納品までの具体的な動き」もしくは「1案件の具体的な動き」もしくは「1日の具体的な動き」がイメージできるくらいの粒度で記載されているかを注意してみてください。
  • 例えば、営業職なら「リストに従って電話営業→商談アポ獲得→商談→見積り提案→受注→関連部署との協同→納品」といった流れがイメージができるか。ITエンジニアやWebデザイナーなら「営業の受注→顧客打ち合わせ(要件定義、デザインFIX)→開発や制作→納品」などの流れがイメージできるか。
  • 仕事内容がイメージできないくらいざっくりな求人は、企業側が言語化を怠慢しているか、わざと伝えたくないかのどちらか。面接に行って「~~な仕事です。簡単だよ」とか言われて、もやっとしたまま内定承諾したりすると、あとあと後悔する可能性が高い。
  • ただし、「ざっくりでもわかるくらいの経験者」を想定して、あえてざっくりしか書いていない求人もある。そういう求人はだいたい求められる必須要件もハードル高いし、仕事のイメージできていないまま面接に行っても受かる可能性は低いです。

 

上記の通り、いい求人かどうかは「人それぞれ」なので、自分が次の仕事・転職先に何を求めているか(何を求めていないか、妥協できるか)、に左右されます。まずその希望と妥協ポイントを自分なりに言語化できるかどうかが重要です。そのうえで、希望にマッチする求人を探すのは根気と経験(勘)が必要というのも事実なので、本当に困っている人はツイッターからDMでもください。

転職について(2):転職方法、避けた方がいい仕事、要注意の仕事、避けた方がいい会社

前提

  • この記事内に書いてあることは一般論です。「私の場合に応用するには?」を考えながら読んでみてください。
  • 「なんとなく辞めて、なんとなく次の会社を選び、なんとなくまた転職する」というのが最悪の失敗パターンです。これを避けるため、「判断基準・判断軸を決める」ということを意識した内容になってます。

転職方法

  • 媒体:いわゆる転職サイト(リクナビNEXTなど)や求人誌などに掲載している求人広告に直接応募する方法。求人数が比較的多いため、基本は転職サイト利用をおすすめ。ただし”釣り求人”みたいなやつも一部ある。2022年時点だとリクナビNEXTDODA、GREEN、キャリアトレックの4つに登録することオススメ。女性の場合は「女性の転職」もプラス。Indeedは使わなくていいです(記載内容がしょぼいので)。
  • 人材紹介会社:AG(エージェント)と相談しながら転職先を探す。AGはあなたを転職させることで、紹介先(=転職した企業)から一定の紹介料を得る。なので、基本「転職しましょうよ」で接してきます。相談できるメリットはあるけど、利益優先で適当な会社に転職させようとするAGも一定数いるのがデメリット。若かったり、初転職だったりすると、AGの言葉に流されがち。なので、転職2回目以降、かつある程度ビジネスのいろはを知った30歳以上の人が使った方がよい。
  • ハローワーク:求人広告や人材紹介会社への紹介料を払えない(払いたくない)会社が使うところ。いまだに「雇ってあげる」感が強いので基本はお勧めしない。40代以上、仕事選ばない、ブルーカラー系か地元密着系であれば使用も視野に入る。
  • リファラ:いわゆる「人づて」での転職。その知り合いが信頼できる相手であれば検討の余地あり。「いい会社だからうち来ない?」で誘われることになるけど、「いい会社」の定義が違うと不幸になるケースも。キャリア観のズレがないか注意。信頼できない相手(特にお金に関して信頼できない相手)の場合は、誘いを受けないほうがベター。
  • 直接:会社のホームページ等に直接応募する。企業の採用ページはだいたい情報が雑です(というか必須情報が足りてない)。「採用ページはあるけど、どこにも求人出していない」という企業は、ハロワ同様に採用予算がないケースが多いので、基本おすすめしない。

避けた方がいい仕事

  • 施工管理系:工事現場の管理監督を行う仕事。食いっぱぐれはないかも知らんけど、それを上回るデメリットとして、めちゃくちゃキツい。
  • 対面の個人営業:ノルマがキツい。新電力、ウォーターサーバー、保険、古物買取などの個人営業は特に。営業力は鍛えられるけど、ビジネスとしても薄利多売系が多い。
  • 携帯ショップ店員:こちらも数値目標がキツめ。覚えることも多い。
  • 飲食店員:シンプルにキツい。コロナ。

要注意の仕事

  • 不動産の営業、証券の営業:ウルトラ営業パワーがあればめちゃ稼げる。ノルマの厳しさは鬼舞辻無惨クラス。人としての倫理もわりと試される。
  • インフラエンジニア(保守運用監視):市場価値の高いスキルが身につくけど、夜勤や土日勤務は覚悟が必要。設計までできるようにならないと、働き方はなかなか楽にならない。
  • タクシー運転手:会社次第ではノルマきつい。夜勤、土日勤務も普通。慣れると適度に稼いで、適度に手を抜ける。当然ながら事故遭遇の可能性が高い。
  • 警備:雑踏警備、交通誘導などは立ち仕事メイン、夜勤あり。施設警備は座れるタイミングあるけど、それでも拘束時間長め。やること変わらないので、慣れると楽。
  • 製造系:ライン工など。就業のハードルは低く、ルーチンワークで楽と言えば楽。ただし将来性には乏しい。自動製造装置に置き換えられる可能性あり。

要注意の会社

  • 同族経営。2代目社長が息子。社長の妻が専務、など。よほど知名度の高い企業でない限り避けるべき。
  • パワハラ、セクハラ、労働争議関係で事件になった会社。
  • 会社ホームページがWeb1.0感あったり、更新が1年以上放置されている会社。
  • 社長の顔が検索してもまったく出てこない会社。
  • キャリコネ等の会社クチコミサイトで極端な悪評しかない、あるいは極端な悪評と極端なホメが混在している会社。クチコミサイト以外の掲示板等も参考に。
  • 代表を含めて社員が20代しかいない。もしくは40代以上しかない。
  • 事業内容がアダルト系、情報商材系、消費者金融、流行系飲食店(タピオカ等)、探偵業など。

転職について(1):転職するしないの判断基準、転職理由、事前の準備

前提

  • この記事内に書いてあることは一般論です。「私の場合に応用するには?」を考えながら読んでみてください。
  • 「なんとなく辞めて、なんとなく次の会社を選び、なんとなくまた転職する」というのが最悪の失敗パターンです。これを避けるため、「判断基準・判断軸を決める」ということを意識した内容になってます。
  • 転職を決意しても、まずは在籍期間1年以上は耐えてみてください。1年未満での退職は、企業側に早期退職とみなされるケースが圧倒的に多く、書類選考で落ちるケースが増えます。「2020年1月入社~2020年11月退職」と「2020年11月入社~2022年2月退職」は3カ月差ですが、受ける印象が段違い。場合によっては2年未満でも早期退職とみなされるケースもありますが、肌感覚では10~15%くらい。
  • ただし、犯罪や法令違反の片棒を担がされる(贈賄、建築基準法違反等)、身体的被害を加えてくる、給与の天引きがある、といったケースであれば即退職してOK。
  • 「上司に嫌な人がいる」「仕事がキツい」くらいのフワッとした言語化しかできない状態であれば、まだ転職しないほうがいい。「上司のどこがどう・どれくらい嫌か(どれくらいなら耐えられるか)」「仕事のどの部分がどういう意味でどれくらいキツいのか(キツくないと思えるレベルはどこか)」、が分かったうえで転職しないと、同じ轍を踏む可能性が高い。

転職するしないの判断基準

  1. 仕事内容が好き・嫌い
  2. 人間関係がいい・悪い
  3. 給与待遇がいい・悪い
  4. 将来性がある・ない(仕事スキルが身につく、事業が伸びる等)
  5. 職場の住環境がいい・悪い(騒音、粉塵、汚染など身体的害の有無)
  • 上記1~5のうちから「嫌い・悪い・ない」だったら絶対に耐えられない、というものを1つ選んでおく。そしてスマホのカレンダーにでもメモしておく。
  • 1カ月たったら見直して、「嫌い・悪い・ない」と思うか考える。思うのであれば、「なぜ・どこが嫌い・悪い・ない」かを文章にしてみる。
  • さらに1カ月たっても同様に「嫌い・悪い・ない」と思い、その「なぜ・どこが」を語れるのであれば、転職を決断してOK。

転職理由

  • 転職理由を明確にしてから転職しよう。「~~が嫌だから」という理由が多いと思いますが、その「~~が嫌」の裏返しが転職理由になることが多いです。 「~~が嫌」があるためにできないことは何か? を考えてみてください。
  • 【例】「営業が短納期案件しか取ってこないのが嫌」→「もっと1つのWebデザインをじっくり取り組みたい」
  • 【例】「体育会的な営業スタイルが嫌」→「もっとロジカルで再現可能な営業活動を行いたい」
  • 【例】「社長のえこひいきが嫌」→「社員の成果、頑張りを公正に評価する環境で働きたい」

事前の準備

  • 「無収入状態」「金銭的なタイムリミットがある」といった状態での転職活動は避けることを強くオススメ。焦って決断を間違いがち。
  • 3カ月後~6カ月後を目安に、「この日までに次の職場で仕事開始する」とゴールを決めておく。
  • よほど仲の良い人でない限り、社内の人間に転職活動することは知られないようにする。
  • 引き継ぎ資料を並行して作っておく。

 

The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(14)

The Legend of Korraの日本語ストーリー紹介です。Book Two(シーズン2)の全14エピソードのうち最終エピソードを紹介。ネタバレ注意でお願いします。

 

●エピソード14 "Light in the Dark"

ヴァートゥーと融合したことで、暗黒の巨人と化したウナラク。彼は「闇のアバター」として、手始めに共和城を襲撃する。港に終結した複数の戦艦から砲撃が加えられるが、まったく意に介しない。逆に、巨大な波を起こしただけで戦艦を行動不能にしてしまう。

戦艦を撃退した後、ウナラクはヴァートゥーの触手を地面に突き立てる。すると、共和城のあちこちで巨大なツタが地面から生え、ビルや建物に巻き付く。警察庁舎の牢屋に入れられていたヴァリックは、壁面がこのツタで壊されたすきに、秘書のジュリとともに逃げ出す。

一方、コラとマコ、ボーリンらは、テンジンらに救助され、精霊界へと避難する。水のベンディング能力を応用した治癒術で目を覚ますコラたち。テンジンは、無事にジノーラを見つけ出したものの、彼女にはまだやることが残っているようだとコラに伝える。コラは「私との融合が解けたラーヴァは、ヴァートゥーにやられてしまった。過去のアバターたちを感じ取ることもできない。私が最後のアバターになってしまった」と答え、深く悲しむ。

カイヤにうながされ、テンジンはコラに助言を与える。「コラ、君は単なるラーヴァの片割れではなく、それ以上のものだ。そしてアバターが持つ精神以上のパワーを持っている」。テンジンはそう言い、ヴァートゥーがとらえられていた「時の樹」へとコラを連れていく。テンジンいわく、時の樹は「すべてを記憶している」。そしてヴァートゥーやラーヴァよりもなお古く、空洞になった内部で瞑想することで宇宙そのもののエネルギーを感じ取れるという。

「君が際立っているのはラーヴァと融合したからじゃない。力強く、決して屈しない“内なる精神”のためだ」。時の樹の内部に、アバター・ワンの記録が浮かび上がる。「アバター・ワンも同じだ。彼はラーヴァと融合するまではただの人だった」。「でもワンは強く、賢かったわ」。そう話すコラに、テンジンは「彼が伝説になれたのは、アバターになったためじゃない。まさに彼自身のためなんだ」。テンジンはコラに、彼女自身の内部に眠る宇宙のエネルギーと結びつくように促す。

コラは時の樹の内部で瞑想する決心をする。そして、ワンの記憶の中で語られたラーヴァの言葉を思い出す。「光と闇は一心同体。片方が滅びては、片方が生きていることもできない」。そのまま深く瞑想し、自分自身に内在するエネルギーと向き合い、融合する。するとコラの精神体は体から抜け出し、青く光り輝く巨大な姿へと変化、共和城へと一瞬でテレポートする。

共和城の港湾で対峙する、巨大なコラとウナラク。ウナラクは黒く輝くエネルギーを放射してコラを攻撃する。一方、コラはウナラクの触手を掴み、岸壁へと叩きつける。ヴァートゥーが生きているのなら、ラーヴァも消え去っていないはず。コラはウナラクの体内に残されたラーヴァのかけらを探すが、今度は触手に締め上げられてしまう。

精霊界では、残されたマコとボーリン、テンジン、カイヤ、ブミらが闇の精霊たちに襲われていた。残されたコラの肉体が狙われている。全員でコラの肉体を守るなか、エスカとデズナも手助けに回ってくれた。ボーリンは喜び、エスカのほほにキスをする。

身動きが取れないコラに対し、ウナラクは水のベンディング能力を使って、その精神を闇のエネルギーでむしばんでいく。赤黒く変容していくコラの身体。しかしそのとき、ジノーラの精神体が光とともに現れ、激しい光とともにその束縛を解く。自由になったコラは、ウナラクの胸の内側にかすかな光を見つける。それがラーヴァだと確信したコラは、ウナラクの体内に手を伸ばし、ラーヴァを引っ張り出す。光の精霊の力を取り戻したコラは、闇の精霊たちを鎮静化させるように、ウナラクの内部から闇の精霊を追い出すことに成功する。ウナラクの巨体は虚空に溶けるように、光の粒子へと変わっていった。

コラは精霊界へと飛び、残された肉体に戻る。それとともに、マコやテンジンらを襲っていた闇の精霊たちも消え去り、調和収束も完全に終わった。コラはラーヴァと再び融合することができ、1つになっていた南北の精霊門も、元通り2つに分離した。ジノーラの精神も肉体へと戻り、看病していたカタラに「コラが世界を救ったわ」と告げる。

エスカとデズナの姿を認めたコラは、「あなたたちの父親を救うことができなかった」と謝る。しかし双子は「悪行をなしたあの父親のことを嘆くことはない」と述べ、コラを気遣う。ボーリンはエスカを「共和城に来ないか?」と誘うが、ウナラクが死んだ以上、エスカとデズナが北の水の部族を率いることになる。エスカは誘いを断り、「それでも、あなたは私の心の大切な部分に残り続けるわ」とボーリンに告げる。

テンジンとコラは精霊界側の「北の精霊門」を閉じるべく、門の前までやってくる。コラは、ラーヴァとのつながりは元に戻ったものの、過去のアバターたちとのつながりはもう感じ取ることができないと告げる。北の精霊門を閉じるため、手を伸ばすコラ。しかし「ウナラクは、精霊と人とが分断されることなく、ともに生きていくことを目指した。それ自体は間違っていなかったのでは?」とためらう。テンジンは、コラには自分自身で決められるだけの能力があるとして、彼女が決めたことをサポートすると告げる。結局、コラは精霊門を開いたままにして、人間界へと戻る。

水の部族の宮殿で、マコとコラは二人きりで話す。マコは、コラとケンカ別れしたことを告げる。「そのことについては、時の樹の中で思い出したわ。なぜ再会したときに教えてくれなかったの?」。コラに問われたマコは、2度も君を傷つけたくはなかったと答える。コラは「私たちの人生のゴールは、きっと別々なのね」と告げ、最後のキスを交わす。

集まった南の水の部族の人々の前で演説するコラ。南北の戦争は正式に終わり、南の部族が独立を取り戻したことを宣言する。また、新たな首長に父であるトンラクが就任することを述べ、人々は拍手を送る。

そして彼女は、人間と精霊が友好的に生きていくために、南北の精霊門を開いたままにしたことを人々に話す。「“人間と精霊の架け橋になる”というアバターの役割はもう終わりです。でも、ラーヴァとともに、調和と平和をもたらす役割は続けます。この星のエネルギーの在り方は変わりました。新たな時代が幕を開けたのです」。演説会場の上空には、色とりどりの精霊たちが飛び回っていた。 

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS

 

The Legend of Korra - Book Two : SPIRITS 日本語ストーリー紹介(13)

The Legend of Korraの日本語ストーリー紹介です。Book Two(シーズン2)の全14エピソードのうちエピソード13を紹介。ネタバレ注意でお願いします。

 

●エピソード13 "Darkness Falls"

“時の樹”の檻から解き放たれ、勝ち誇るヴァートゥー。コラは「あなたとウナラクを融合なんてさせない」と言い、突風でウナラクの身体を精霊門に吹き飛ばし、人間界側へと追いやる。マコとボーリンはすぐにその後を追う。ウナラクを足止めし、精霊界側に来させないように防ぐという作戦だ。

一方、テンジンとカイヤ、ブミはジノーラを精霊界でジノーラの精神体を探し続けていた。しかし人間界と勝手が違う精霊界では、その手がかりさえつかめない。巨大な蜘蛛の精霊に追いかけまわされてしまい、3人は完全に道に迷ってしまう。

コラとヴァートゥーは激しく戦い続けている。コラがアバターとして火の技、水の技、土の技、気の技を駆使して攻撃しても、なおヴァートゥーは衰えない。ヴァートゥーは地中からの触手攻撃でコラの動きを封じる。

人間界側の南の精霊門で、ウナラクの足止めするマコとボーリン。精霊門を守るように立つ2人に対し、鋭い氷のナイフが飛んでくる。土の壁でかろうじて防ぐボーリン。しかしウナラクの姿は見えず、消耗戦の様相を呈してきた。「勝てる気がしないぜ」。愚痴をこぼすボーリンに、「勝たなくていい。防ぐだけでいい」とマコが返す。

再び精霊界へ。道に迷ってイライラするテンジンたち。ジノーラの手がかりもなく、ここまでかと思われたところに、アイローが姿を現す。「キツネの精霊がお前たちのことを教えてくれたんじゃ」。そう話すアイローに、テンジンはジノーラの居場所を知らないかと尋ねる。アイローは人間が生身のまま精霊界を探索するのは危険だと話し、「行方不明者だけがたどり着ける場所で、彼女を見つけるじゃろう」とだけ話す。顔を見合わせるテンジンら。その瞬間、アイローの姿は消え去ってしまった。

コラは渾身の力を込めて火炎を吐き、ヴァートゥーの触手から逃れる。そしてヴァートゥーに火炎、氷、岩石を連続してぶつけ、気の技でその体を封じる。しかし精霊門を守っていたマコとボーリンは、エスカとデズナの不意打ち攻撃を食らい、ウナラクが再び精霊界に戻るのを許してしまう。ウナラクは水の激流でコラを攻撃し、とらえられていたヴァートゥーを助ける。

マコとボーリンもすぐにウナラクの後を追い、精霊界へと戻る。しかし同じく追いかけてきたエスカ&デズナから水の技を受け、首から下を氷漬けにされてしまう。コラの抵抗もむなしく、ヴァートゥーはウナラクの身体に入り込み、融合してしまった。ウナラクの目は妖しく紫に輝き、「闇のアバターによる新たな時代が始まる」と宣言する。

アイローの助言の意味するところに気づいたテンジン。3人は先ほど追いかけられた蜘蛛の精霊にわざと捕まり、「喪魂の霧」と呼ばれる谷間に投げ出される。テンジンがかつて読んだ古い書物によれば、そこは精霊界に入り込んだ人間が時間を超えて永遠に捕らえられる場所だという。そこに長くいすぎると狂気に追いやられる、とも。その言葉通り、アバター・アンを探し求めるザオ将軍(前作に登場した火の国の将軍。水の精霊にやられて行方不明だった)の姿もあった。3人は離れ離れにならないよう、お互いの身体をロープで結びつけ、ジノーラを探す。

コラとウナラクの戦いを激しさを増し、人間界へと場所を移す。お互いに強力なベンダー能力を繰り出し、ヴァートゥーにいたってはツンドラの永久凍土を割り、クレバスさえ作り出す。しかしコラもラーヴァの内なる声に励まされて反撃。一進一退の攻防を繰り広げる。

「喪魂の霧」の中でジノーラを探す3人。しかし早くも霧の影響が現れ始め、ブミとカイヤは人喰いお化けの幻に襲われる。2人と体に結び付けたロープを外し、霧の中へと走り去ってしまう。テンジンは気の技で霧を払おうとするが、それもできない。

エスカとデズナに捕らえられたマコとボーリン。マコは「このままだと君らの父親は邪悪な怪物に成り下がってしまうぞ」と警告するが、2人は聞く耳を持たない。そのとき、ボーリンが大声で泣きだす。「エスカとやり直すこともできないまま、世界が闇に包まれてしまうのは嫌だ」と言うのだ。「また君とやり直すつもりだった。だけど、この胸を焦がす炎に身をゆだねるのが怖かった」。泣きながらそう話すボーリンに、エスカは強烈な口づけを送る。そして氷漬けを解き、2人を解放した。コラを追って精霊門へと走るボーリンとマコを、エスカとデズナは見送る。マコは走りながら「お前にそんな演技の才能があったなんて驚きだ」と声をかける。ボーリンは涙を振り払いながら、「そうさ、演技だよ」とつぶやく。

2人が人間界に戻ると、コラとテンジンが互角に戦っているところだった。双方が水の技で身動き取れない状況になるが、そのときウナラクの口から出てきたヴァートゥーが、コラの身体からラーヴァを引っ張り出す。ヴァートゥーは再びウナラクの内に戻り、水の技でラーヴァを岩に叩きつけた。

霧の中で、テンジンもまた正気を失いかけていた。自分はアバター・アンの息子であり、新たな世代を担う気の民のリーダーでもある。しかしもし自分が失敗してしまったら? 重責と焦りに捕らわれるテンジンの前に、アバター・アンの幻影が現れる。父に向かって己の無力を謝るテンジン。アンは「お前の言う通り、お前は私の息子だ。しかし私そのものではないし、私になるべきでもないのだ」と声をかける。アンの幻影はテンジン自らに姿を変えた。「私はテンジンだ」。テンジンが己のアイデンティティーを取り戻すと、立ち込めていた霧が晴れ、座り込んでいるジノーラを見つけることができた。続いてカイヤとブミの姿も。3人を連れて、テンジンは霧の谷間を抜け出すことに成功する。

ラーヴァを救おうとするマコ&ボーリンの健闘もむなしく、2人ともウナラクの水の技には歯が立たない。ウナラクがラーヴァを水の鞭で切り付けるたび、ラーヴァの大きさはどんどん小さくなっていく。それと同時に、コラは過去のアバターたちとの精神的つながりが断ち切られていくのを感じる。最後の一撃でラーヴァが消失してしまうと、コラはアバター・ワンの存在を感じ取ることもできなくなってしまった。それと同時に、精霊界にいたジノーラも、光と闇のバランスが崩れたことを察知。テンジンらに「コラに助けが必要だわ」と告げ、精神体となってその場を離れる。

ラーヴァの消失を見届けたウナラク。ヴァートゥーのパワーで、その身体がみるみる巨大化し、その姿かたちも禍々しいものへと変化していく。暗黒の巨人と化したウナラクは、「1万年の闇がここから始まる」と告げ、共和城へと向かう。 

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS

LEGEND OF KORRA: BOOK TWO - SPIRITS